Web3.0おすすめ教本がない4つの理由と学ぶ前に知っておくべき基礎知識!
- Web3.0ってなに?
- Web3.0どうやって学べるの?
- Web3.0に関するおすすめの本は?
など、Web3.0をこれから学びたいけど何から始めれば良いのか分からない方も多いと思います。
書籍などで学ぶことも可能ですが本当にWeb3.0を知りたい、体験したいのであれば本を購入することはあまりおすすめではありません。
この記事では、なぜ本がおすすめではないのか理由を解説しつつ、何から始めれば良いのかも解説します。
是非参考にしてください。
1. Web 3.0とは?
Web 3.0は、ブロックチェーンの技術を用いた非中央集権型のWeb全般を指します。
決められた管理者に依存しないシステムで、企業や国に依存せず個人情報を自分自身で管理できます。今まさに世界の中心にあるGAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)などの大企業に対抗しうる新しいテクノロジーといえるかもしれません。
具体的なWeb3.0のプロダクトとして以下のようなものが挙げられます。
NFTプロダクト
NFTとは、唯一無二のトークンのことを指します。例えば、仮想通貨であれば1ビットコインは、どの1ビットコインも同じ価値のものですが、NFTの場合はそれぞれのトークンが世界で1つのオリジナルになります。そのNFTのデータを利用してデジタルアートやゲームのアイテム、チケットや様々な権利などあらゆるものをデジタルで唯一無二である証明をすることができます。これらのNFTアイテムをWeb3.0のプラットフォームで使用したり売買したりできます。
メタバース
NFTプロダクトの延長としてメタバースが挙げられます。唯一無二のデジタルデータを管理できるということは、現実世界のあらゆるものをデジタルに置き換えることができることを意味します。すでに、SandboxやDecentralandといったプロダクトが土地や建物、アバターなどのNFTを販売し、メタバースを構築しています。Web3.0を利用して自分の所持しているNFTを自分自身で管理でき、すぐにメタバースに反映できます。
DeFi
DeFiはDecentralized Financeの略で、分散型金融という意味です。簡単に言うと管理者が存在しない銀行のようなもので、個人間でやりとりすることができます。
2. Web3.0本が不要である4つの理由
Web3.0を学ぶ上で本が不要であると考える理由は以下の4つが挙げられます。
- ネットに情報が溢れている
- 情報の鮮度が落ちる
- 実際にさわった方が理解が早い
- お金がかかる
ネットに情報が溢れている
これが一番の大きな理由かもしれません。Web3.0や仮想通貨、NFTなどに関する情報はネットに溢れています。日本語でももちろんありますが英語も合わせると、まだ日本でも全く解説されていないような内容まで手に入ります。
日本語サイトで理解して、英語サイトもGoogle翻訳やDeepLを使って翻訳しながら、情報収集するだけでかなり詳しくなることが可能です。
情報の鮮度が落ちる
ブロックチェーン界隈の情報は、次々とアップデートされます。以前まで当たり前だったことが今では必要ないことになっていたり、やり方が変わったりするので最新の情報を手に入れる必要があります。
例えば以下のような例が挙げられます。
例:Custom RPC
仮想通貨のウォレット(お財布)MetaMaskに新しいブロックチェーンネットワークを追加する際にCustom RPC(カスタムRPC)という情報を入力する必要がありました。しかし、現在では、Chailistというサイトを活用して瞬時に追加できたり、プロダクトが設置しているネットワーク追加ボタン1つで完了できたりします。
実際にさわった方が理解が早い
習うより慣れよというように、Web3.0を実際に触って慣れていく方がおすすめです。私自身も長くブロックチェーンにふれていますが、本で学んだことは一度もありません。
実際にWeb3.0プロダクトや仮想通貨などをさわって理解していきました。
お金がかかる
当然ですが、本を買うとお金がかかります。また、読んでみないと自分の求めている内容であるか判断も難しいです。
3. Web3.0を学ぶ上での基礎知識・キーワード
Web3.0を実際に学ぶ上で必要な基礎知識、検索語句をまとめました。
これらを参考にして徐々に理解を深めていくことをおすすめします。
MetaMask(仮想通貨ウォレット)
仮想通貨を管理するウォレット(お財布)です。Google Chromeなどブラウザの拡張機能として利用でき、Web3.0プロダクトに接続する際に利用できます。
ただし、MetaMaskのWeb3.0接続は、基本的パソコンかつGoogle Chromeなど限られたブラウザでのみ利用できます。
Wallet Connect(仮想通貨ウォレットと接続する機能)
仮想通貨ウォレットは、スマホ用のアプリもあります。そういったアプリなどとWeb3.0ブラウザを接続するための機能がWallet Connectです。
Wallet ConnectでWeb3.0接続した場合は、スマホやパソコンどのデバイスでも、Safariなどどのブラウザでも接続可能です。
イーサリアム(Ethereum:ETH)
Web3.0プロダクトや仮想通貨ウォレットは、ブロックチェーン「イーサリアム(Ethereum)」のネットワークを使って利用できる場合があります。しかし、手数料の高さや取引の遅さなどの問題から、他のネットワーク、ポリゴン(Polygon)、アバランチ(Avalanche)、バイナンススマートチェーン(Binance Smart Chain)などを利用するプロダクトも増えています。
また最近では、これら様々なブロックチェーンに対応したマルチチェーンのプロダクトもあります。
ウォレットアドレス
ウォレットアドレスは、MetaMaskなど仮想通貨ウォレットの送受信で使われるアドレスです。イーサリアムの場合、0x〜から始まる番号でこれを入力して送信することで仮想通貨を送ることができます。
他のブロックチェーンの場合は、また別のアドレスが必要となりますがポリゴン(Polygon)、アバランチ(Avalanche)、バイナンススマートチェーン(Binance Smart Chain)などはイーサリアムとの互換があるため、同じアドレスで管理することも可能です。
パスフレーズ / プライベートキー
仮想通貨のウォレットを復元する際に必要となるとても重要なパスワードです。これが流出したり、紛失すると盗まれたり、二度と仮想通貨が取り戻せなくなったりする場合があります。
初心者だけでなく上級者まで、これを紛失したりハッキングされたりして盗まれたり、二度と取り戻せなくなったりしています。
まとめ
Web3.0は、教本なしでもネットのみで十分学ぶことができます。サイトはもちろん、YouTubeなど動画でも理解を深めることができます。ある程度わかってくれば、英語の情報にも意識してふれるようにすることをおすすめします。英語の方が圧倒的な情報量かつ、詳しい内容がわかる場合があります。
Google翻訳やDeepLを活用すれば、英語の分からない方でも十分に理解を深めることができます。
この記事が参考になれば幸いです。