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ERC6551の作り方！誰でもできるERC721からトークンバウンドアカウント(TBA)を作成

Author Bacoor Japan

Published on: 6月 30, 2023

デジタルアセットの世界がさらなる進化を遂げている今日、NFT（Non-Fungible Token）の新規格「ERC6551」がその最前線に立っています。この新たなスタンダードは、インターネットのデジタルアセットにおけるゲームチェンジャーとして期待されています。

NFTの標準規格であるERC721をすでに持っている方々にとっては、それをERC6551に変換するのは驚くほど簡単です。そういったシームレスな移行性が、この新規格の大きな強みとなっています。

ERC6551に関する詳しい記事は以下をご覧ください。

ERC6551とは？作り方や活用事例など徹底解説！トークンバウンドアカウント(TBA)による革新的な規格

Table of Contents

標準規格ERC721とERC6551の関係

基本的に、ERC6551は新しい規格ではありますが、厳密に言えばそれは単にERC721にアカウントを追加しただけのものです。つまり、新たにNFTを作る必要は全くなく、既存のERC721を活用してERC6551を作り出すことが可能なのです。

その流れは以下のようになります

所有しているNFT（ERC721）を選択します。
NFTに付属するアカウントを作成します。
作成したアカウントにトークンを出し入れします。

ここで言うNFTに付与するアカウントとは、要はウォレットのようなものです。それはそのNFTの持ち主だけがアクセス可能な特別な場所で、NFT自体がパスポートの役割を果たし、そのウォレットへの操作を可能にします。

このNFTに付与するアカウント、つまりウォレットのことを、トークンバウンドアカウント（Token Bound Account：TBA）と呼びます。このTBAがERC6551の鍵となる部分であり、NFTを利用した新たな可能性を開くツールとなります。

KEYRING NFT VIEWER

ERC6551は、NFTの情報を確認できるサイト「KEYRING NFT VIEWER」で作成できます。

KEYRING NFT VIEWERには主に3つの特徴があります。これらの特徴が組み合わさることで、このプラットフォームはその他多くのエクスプローラーよりも一段と優れたものとなっています。

NFTの画像や情報を確認

KEYRING NFT VIEWERは、Etherscanのようなトランザクション（ブロックチェーンのやり取り）を確認するエクスプローラーと同じ機能を持つNFT版のエクスプローラーです。これにより、利用者はNFTの画像だけでなく、その他の重要な情報も簡単に確認できます。

マルチチェーン対応

KEYRING NFT VIEWERは他にも利点があります。その一つがマルチチェーン対応機能です。他の一般的なエクスプローラーとは違い、KEYRING NFT VIEWERは複数のブロックチェーンネットワークをサポートしています。具体的には、次の4つの主要なネットワークに対応しています。

イーサリアム（Ethereum）
バイナンスチェーン（BNB Chain / Binance Smart Chain）
ポリゴン（Polygon）
アバランチ（Avalanche）

これらのネットワーク全てをサポートすることで、KEYRING NFT VIEWERはNFTの所有者、投資家、開発者にとって極めて有用なリソースとなっています。さまざまなブロックチェーン上のNFTの情報に簡単にアクセスでき、その価値と可能性をより深く理解することができます。

NFTの送信やERC6551の作成

最後に、KEYRING NFT VIEWERはユーザーが自分自身のNFTを操作する機能も提供しています。ウォレットを接続することで、ユーザーは自分が所有するNFTを送信したり、新たにERC6551のNFTを作成することが可能です。これにより、NFTの所有者は自分のポートフォリオを容易に管理することができ、また、アーティストや開発者はERC6551を効率的に作成することができます。

ERC6551の作り方

KEYRING NFT VIEWERを活用してERC6551を作成する方法は非常に直感的で、たった4つのステップで完了します。以下の各ステップは詳細にわたって説明され、初心者から経験豊富なNFTエンスージアストまで、誰でも簡単にこのプロセスを進めることができます。

ウォレット接続

まず始めに、KEYRING NFT VIEWERの右上にある「コネクトウォレット」をクリックし、メタマスクもしくはWallet Connectを利用してウォレットと接続します。これにより、所有者として登録されているNFTの一覧が表示され、それらの詳細な情報を確認することができます。これは、各NFTの管理や、その後のステップで行うトークンバウンドアカウントの作成を容易にする重要なステップです。

NFTの選択とトークンバウンドアカウント（TBA）の作成

次に、リストから特定のNFTを選択します。選択すると、右上に「Send NFT」と「Deploy TBA」の2つのボタンが表示されます。このうち「Send NFT」を使用すると、選択したNFTを他のウォレットに送信することができます。「Deploy TBA」ボタンを押すことで、選択したERC721トークンをERC6551規格に変換し、新たにトークンバウンドアカウントを作成することができます。

コントラクトアドレスへの送信（トークンバウンドアカウントへの追加）

変換が完了した後、ERC6551規格のNFTの詳細ページでは、画像の下部にスマートコントラクトのアドレスが表示されます。このアドレスに対して、ERC721やERC20、ネイティブトークンなどを送信することで、NFTと紐づけられたアカウントに追加することができます。これにより、ERC6551のNFTがさらに強力なユーティリティを持つことが可能となります。

トークンバウンドアカウントの操作

最後に、トークンバウンドアカウントに追加されたトークンを操作します。この操作は、画像の下部に表示されるコントラクトアドレスを選択することで行うことができます。トークンバウンドアカウント内のトークンを選択して送信することが可能で、トークンバウンドアカウントから出したトークンは、ERC6551との紐付けが解除されたことを意味します。これにより、ユーザーは自身のNFT資産をより細かく管理し、その価値を最大化することができます。

以上のステップにより、あなたもKEYRING NFT VIEWERを活用してERC6551規格のNFTを簡単に作成し、その利用価値をさらに広げることができます。

まとめ

デジタルアセットの世界における新たなゲームチェンジャー、NFTの新規格「ERC6551」は、その使いやすさとシームレスな移行性から高い注目を集めています。簡単な手順で既存のERC721をERC6551に変換でき、新たな可能性を開くトークンバウンドアカウント（TBA）を導入します。このプロセスは「KEYRING NFT VIEWER」を活用して直感的に進行できます。このプラットフォームはNFTの画像や情報の確認、マルチチェーン対応、そしてNFTの送信やERC6551の作成といった機能を提供し、NFTの所有者、投資家、開発者にとって有用なリソースとなっています。

この記事が参考になれば幸いです。