イーサリアムアドレスでチャットができるBlocksacan Chatとは?使い方など解説
「あのNFTがほしいけど持っている相手に連絡できない…」
どこの誰ともわからないトークンオーナーにアプローチをすることは交渉どころか、連絡手段さえない場合もあるでしょう。
そんな中、イーサリアムブロックチェーンエクスプローラーのEtherscanは、オーナーに直接アプローチを行えるシステムを導入しました。
それが、アドレスのみで自由にチャットができる「Blockscan Chat(ブロックスキャンチャット)」です。
この記事では、Blockscan Chatとはどういった機能なのか?使い方まで解説します。
是非参考にしてください。
Blockscan Chat(ブロックスキャンチャット)とは?
イーサリアムブロックチェーンエクスプローラーのEtherscan(イーサスキャン)が、イーサリアムベースのチャットサービス「Blockscan Chat(ブロックスキャンチャット)」を開始しました。
イーサリアムウォレットのアドレスを使って、ユーザー間でメッセージを交換することが可能です。
従来、暗号資産(仮想通貨)においてウォレットアドレスは口座番号のような役割を持ちます。Blockscan Chatによってウォレットアドレスを活用してメッセージを送信することが可能となりました。
Blockscan Chatは、ユーザーのプライバシーとデータストレージの観点から、情報が複数のリージョンにまたがるサーバーを備えたグローバルホスティングプロバイダーを介して保存され、非アクティブなユーザーのデータは24ヶ月後に削除される仕様になっています。
〜Etherscan(イーサスキャン)とは?〜
Etherscanは、サイト上部にアドレスを入力することで履歴や所有しているトークン、NFTなどを確認できるサービスです。イーサリアムのアドレスさえ分かれば、誰でも簡単にブロックチェーン上の情報を確認することができます。
メリットと活用方法
この機能は匿名での会話や、購入の交渉・取引をすることに最適な方法で、国籍も名前も顔すら知らない対象に直接的なアプローチができます。
特にNFT市場において、Etherscanでウォレット内の保有NFTを確認することができるため、この機能を購入者と販売者間のNFT売買の取引に利用でき、また双方はOpenSeaなどのNFTプラットフォームに関連する手数料などの削減で役立つ可能性があります。
また、イーサリアムトランザクションにメッセージを埋め込んで、やりとりに言葉を添えて届けることもできます。
使い方・始め方
ここからは、実際にBlockscan Chatの使い方を解説します。
https://chat.blockscan.com/start
まず上記のサイトにアクセスしましょう。
画面右上の「Connect」ボタンを選択します。
ウォレットを接続する前にいくつかの注意点が表示されますので、確認して「Understand and Continue」を選択します。
続いて「Metamask」もしくは「Web3 Model」を選択してサインインします。
Web3 Modelは、「Wallet Connect」もしくは「Coinbase Wallet」でQRコードが表示されますので、対応のスマホアプリでスキャンして接続します。
「+Start new conversation」をクリックし、メッセージを送りたい相手のアドレスを入力するとチャット開始です。
まとめ
ブロックチェーンに国境はありません。
国籍、言語が異なるもの同士が簡単に連絡を取れるツールは非常に画期的であり、今後もマストアイテムとなるのではないでしょうか。
よりプラットフォームなどに依存しない自由なやりとりが可能となります。
この記事が参考になれば幸いです。